合宿2日目

戸隠で迎えた2度目の朝は、雲は多いが青空も見える涼しくて爽やかな朝。朝食前に戸隠中社まで散歩し、みんなで合宿の無事を祈願した。昨日の練習のラストメニュー、午前のクイック10本はまだ良かったが、午後のインターバルは通常の半分の距離しか走っていないのに、途中から呼吸ができないような感覚で、ここが標高1,200メートルの高地であること思い知ったが、ゆっくり歩いて30分ほどの朝の散歩でも息切れしそうになるあたり、改めて高地であることを実感した。

午前の練習は、合宿初のKayaks単独での練習。午後に成蹊大学さんとのスクリメージが予定されたいたので、これに必要な内容を当初の計画に加えて練習した。少々オフェンスのプレー確認に時間をかけてしまい、後半のメニューを省略せざるを得なくなってしまったが、それを除けばなかなか良い練習ができたと思う。しかし、まだまだやらねばならないことはたくさんあり、一人前のフットボールチームとなるには、もっともっと時間が必要であるということも痛感した。

午後は成蹊大学とのスクリメージ、…というか合同練習のような内容だった。これまで経験したことがないほど細かなメニューで、分刻み、秒刻みで練習が進行していく。それでなくともスローテンポでスロースターターのKayaksは、すっかりその雰囲気に流されてしまったようにも見えた。

各々アップしたあと、まずスペシャルチームのドリルに始まり、攻守ターンオーバー無しのポイントスクリメージを15プレー×3セット、さらに正式計時の2ミニッツオフェンスを2セット行った。さすが関東学生リーグ3部の上位校、ランニングバックのスピードは相当なものだった。当然のように試合慣れしていて、自分たちが今何をすべきかを全員が知っててプレーしているのだということがよくわかった。

Kayaksのディフェンスは、今日もなかなか良い動きをしていた。昨日ほどロスタックルは無く、凡ミスも多く、一発ロングゲインも少なくなかったが、ずるずると後退するような場面はほとんど無かった。それに、昨日の誤りをしっかり修正して今日のスクリメージで実践できたあたりは、素直に褒めてやりたいと思えるほどだった。

さて、オフェンス。うーん、…オフェンスは相変わらずイマイチかなぁ~。今日も課題を与えていたので自由自在にプレーできた訳ではなく、それで評価してしまうのは可哀想だが、課題自体の評価もそれほど良かったとは言い切れない。確かにそこそこゲインしていたし、今日はタッチダウンもできたのだが、「その先」がまだ見えない。私自身は「その先」への道を見つけたと思っているのだが、それがなかなかプレーとして実現できていない。今日は今シーズンのKayaksのベストプレーを課題としていたので、もっとまともに戦えたはずなのだが…。

午後の練習を、私が最も尊敬する先輩のひとりであるK先輩と私の同期が見に来てくれた。K先輩はXリーグの選手・スタッフとして長くフットボールに関わっていた方で、学生時代から変わることなく私に熱い言葉を掛けてくれる。
お世辞にも良い内容とは言えない、むしろ力の差を見せつけられたスクリメージを戦った後輩たちを見て、不甲斐ない指導者である私にK先輩は「いいチームじゃん」と言ってくださった。それを聞いた瞬間、私は目が熱くなってしまった。褒められての嬉し涙じゃない。むしろ「いいチーム」という言葉にどうしようもないほどの悔しさを感じたのだ。別に「アレじゃダメだ!そうじゃない!」と叱って欲しかった訳ではないが、強いKayaksを目指している我が儘な私は、悔しくて仕方がなかったのだ。

部員たちは、選手もマネージャーも順調に成長している。私はもう一度、基本に返ろう。

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    k_sone

    Author:k_sone
    東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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