(中略)
ロンバルディ・コーチは、常にトップ・コンディションであれという強い要請にともない、少しぐらいのケガでもプレーしなければならぬ、とも言っている。もちろん、彼の意味するところは、選手は40人の一団のひとりなのだから、少々のケガは押してもプレーする精神的な強さが必要だということだが、実際は“少々”以上のケガをしているときでもプレーすることを望むことが多い。彼は、かりにもプレーできる状態なら、チームは必要とするのであるから、ある程度の痛みは克服し、プレーを続けるよう精神的な気構えができていなければならない、と言いたいのである。
(バート・スター/マーク・コックス共著 『クォーターバッキング<個人技術編>』 pp.44-45 ベースボール・マガジン社 1978)

(バート・スター/マーク・コックス共著 『クォーターバッキング<個人技術編>』 p.45 ベースボール・マガジン社 1978)
負傷した選手に無理をさせるつもりはないが、Kayaksの選手たちにも少しぐらいの苦しい練習に負けない“強情精神”を持ってもらいたい。どのチームも勝つために練習しているのだから、相手を負かすには苦しい練習をするのが当たり前。ラクして勝てるワケが無い。
若い有望な選手がひとり、相手を負かす前に自分に敗れようとしている。彼が強い心の持ち主であると良いのだが…。