フットボールから教わった

夏合宿の中盤に負傷し、戦列を離れていた選手から電話が来た。怪我が完治し、明日から練習に復帰したいとのこと。無理せず徐々にやっていこうぜ、と言って電話を切った。

監督をしていて辛いことは沢山ある。仕事との両立は私の場合比較的楽な部類だと思うが簡単ではないし、自分の時間を持つことなどほとんど出来ない。試合に負ければ悔しいし、思い通りにならないことばかりで投げ出したくなることもある。
しかし、選手が怪我した時ほど辛いことはない。大きい怪我なら尚更。二度と監督なんかするものか!と心の中で何度も叫び、すぐにでも逃げ出したい気持ちになる。

だが、一番辛いであろう負傷した選手を励まし、勇気づけ、心配するご父母に事情を説明してお詫びし、残った選手たちの士気を鼓舞するのが監督の重要な役割の一つである。どんなに辛くても、どんなに苦しくても、自分の役割は果たさねばならない。
そう、フットボールから教わった。

幸いにしてこれまでに負傷した選手たちは皆回復し、ご父母には理解していただき、チームの士気が低下することは無かった。明日からは(いつも思っていることだが)負傷者を出すことなく、無事にシーズンを終えることができるように細心の注意を払って指導にあたろう。
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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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