まさに危機である。団結の危機である。
だが逆境の時こそ自分自身が、前にも倍した自己暗示により立ち直らなければならない。
「まず己れが立つ」
これが危機を立て直すときの急務である。そのイデオロギーと宗教性を守り、さらに強固な団結のパワーを作り、挽回策を練らねばならない。
フットボールは集団の格闘技である。また、世界最大の格闘技ともいわれている。半世紀近い私のフットボール人生経験の中で、幾多のゲームを経て確言できることは、アメリカンフットボールにおいて、技術、経験、体力以上に大切なものは、強固な団結力であり、選手ひとりひとりが持っている精神である。
したがって、まず自分の精神力によって、精神の回復をはからねばならない。それを成し終えた時、はじめてまた新たなる精神の昂揚が生まれる。それこそが勝利への王道である。

(篠竹幹夫 『熱い風』 pp.111-112 日之出出版 1989)
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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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