デッドリフト

1年生たちもオフシーズンのウェイトトレーニングに慣れてきたようで、メチャクチャなフォームでバーベルをかつぐ選手は、ほぼ、いなくなった。ほぼ、ということは少しはいるワケで、一番難しいのは、どうやらデッドリフトのようだ。

デッドリフトの場合、軽い負荷を用いてお辞儀のように上体を動かす方法(スティッフレッグ・デッドリフトと呼ぶ)と、重い負荷を用いてスクワットのように下半身でバーベルを上げ下げする方法(方法というか、種目)の2種類があるが、Kayaksが採用しているのは後者。背中を張って上体の角度はあまり深くせず、オールタニットに握った重いバーベルを下半身の力でリフトする。相当にキツい種目で、その名のとおり(Dead Lift)、死ぬほどキツい。

難しいのは背中の張り方。一部の選手は、まだ背中が丸くなってしまって、相当の負担を腰に掛けてしまっている。効果云々よりも、とにかく危険だ。正しいフォームでできるようになるまでは、いくら他の種目で負荷を上げていけても、デッドリフトでは軽い負荷でフォームの矯正を続けなければならない。

このフォームの矯正は、アメリカンフットボールのファンダメンタルの改善に直結している。デッドリフトの型は、フットボールファンダメンタルポジション(FFP)とほぼ同じで、ブロッキングやタックリングの時の体勢とほとんど同じである。つまり、デッドリフトで正しく背中を張って重い負荷を持ち上げられるということは、体の中に強い芯が入ったような、強い当たりができるということと、ほとんど同じだと言える。だからこそ、デッドリフトを必須リフトのひとつとして重視し、他の種目より一層フォームにこだわっているというワケだ。

他に今日気になったのは、バーベルのシャフトを強く握り締めている選手。カールをしてもベンチプレスをしても、上腕二頭筋より大胸筋より、とにかく肘より先の方に効くという。フォームというより、コンセントレーション(集中力)の問題?! これはもう自分自身で見いだすしかないだろうな。
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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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