入れ替え戦(日工 vs 工大)

今日は、今シーズンのリーグ戦閉会式に先立って行なわれた、1部2部入れ替え戦を川内グラウンドで観戦した。

対戦したのは、実力が伯仲する1部リーグを少人数で戦い、全敗で5位となってしまった日本大学工学部クロウジャッケルズと、僅か11人で2部リーグを戦い抜き、準加盟の秋田大学(秋田学生連合)に敗れはしたものの、2勝1敗で順位1位となった東北工業大学ブルーレイダーズ。日大工の試合を観るのは今シーズン初めてだ。

天候は晴れ。穏やかな日差しが暖かい。
試合は日大工のキックオフで始まった。
東北工大は相変わらず11人きっかり。日大工もサイドラインに3人しか控え選手はいない。Kayaksも大差無いが、ホントにみんなよくこんな人数でやれてるもんだ、と今更ながら感心してしまった。

前半は日大工ペースだった。第1クォーター、東北工大は最初のキックオフリターンから4プレー目の第4ダウンでパントを蹴ったあとは、ずーっとディフェンスだった。日大工オフェンスがシフトやモーションを多用し、様々なフォーメーションから多彩なランプレーでジリジリと前進し、ゴール前10ヤードまで攻め込むのに第1クォーターの時間を全て使い切ってしまったからだ。

第2クォーターに入ってすぐ、誰もが日大工が先制するな…と思った敵陣10ヤード付近での第4ダウンで、日大工は何故かフィールドゴールを蹴らずにギャンブル。しかもダウン更新に失敗して攻守交代となり、先制のチャンスを逃してしまった。この試合では、パントを蹴らない選択を何度かするなど、日大工はキッキングゲームで少々損をしたのでは…?という気がしてならない。

後半に入ると、東北工大がやや押し気味に試合を進め始めた。とは言えボールは一進一退、東北工大はパスインターセプト、日大工はパントブロックでそれぞれチャンスをつかみかけるが、得点にはなかなか結びつかない。

第4クォーター1分、東北工大が敵陣10ヤード付近からフィールドゴールを狙うが、スナップが乱れてボールのセットに手間取り、慌てて蹴ったボールは左に外れる。両チーム共、相手ゴールラインが遠い。
長い均衡が崩れたのは、第4クォーター5分。日大工のパーソナルファウルで東北工大は敵陣10ヤード付近まで進み、内側に走り込んできたレシーバーにパスを通して、ついにタッチダウン。キックは失敗したが東北工大が0-6と先制した。

日大工は直後のオフェンスを敵陣まで進め、第4クォーター残り3分半、オプションプレーでクォーターバックが走り、東北工大のオーバーパシュート気味のディフェンスをカットバックして同点のタッチダウンを奪うことに成功。これで逆転かと思われたが、トライフォーポイントのキックは失敗。6-6の同点だ。

その後、東北工大はロングパスを成功させるなどして敵陣ゴール前まで前進するが攻め切れず、56秒を残して攻守交代。しかし、日大工も前進できず、このまま後半も終了。入れ替え戦は、延長戦へと突入した。

延長戦は、敵陣20ヤードから攻撃し、攻守1回ずつ行なって点数で上回った方が勝ちとなる。

先攻は東北工業大学。
ワイドレシーバーがディフェンダーと競り合いながらパスをキャッチしてゴールまで残り2ヤードとし、中央突破でタッチダウン。今度はキック成功で6-13と点差を広げた。
対する後攻の日大工学部もパスで一発タッチダウン。こちらもキック成功で、再び13-13と追い付く。

延長戦2回の表、東北工大は苦しみながらも第4ダウン残り2ヤードを走り込んでタッチダウン。13-19とするが、トライフォーポイントのキックはスナップが乱れて失敗してしまう。

2回の裏、東北工大が日大工のパスをインターセプト!ついに試合終了か!?…と思われたが、バックジャッジ(審判)あたりからイエローフラッグが地面に投げつけられる。ディフェンスのパスインターフェアだ。東北工大の罰退により、日大工はゴールまで残り2ヤードで第1ダウンとなる。両チームの選手たちは、一瞬のうちに天国と地獄(あるいは地獄と天国)を見たに違いない。日大工は中央を突いてタッチダウン。キックも成功で20-19と逆転勝利を収めて試合終了。日本大学工学部が1部残留を決めた。

失礼な言い方になるが、延長戦以外はお互いの拙攻によるロースコアゲームであったことは否めまい。両チームのディフェンスも悪くなかったが、オフェンスプレーの選択やプレーの展開がやや的を得てなかった気がする。少人数で戦い続けてきたことによる蓄積した疲労の影響もあろうが、サイドライン同士の知恵比べをもう少し見たかったかな?

ボウルゲームはまだ残っているが、第32回東北学生アメリカンフットボールリーグ戦の日程はこれで全て終了。リーグ戦運営にご尽力いただいた理事や審判を始めとする関係者の皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。来シーズンもどうぞよろしくお願いします。
ブログ内検索
カテゴリー
月別アーカイブ
全記事一覧
モバイル版QRコード
このブログは携帯電話でも閲覧できます。下のQRコードを読み取ってアクセスしてください。
QR
プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

FC2カウンター
different version