本当のラストメニュー

20071020210644今日はリーグ戦後初めてグラウンドへ行って練習を見た。18日(木)から練習を再開していて、11月3日(土)までは4年生が自分たちで練習メニューを考えて、1~2年生を指導することになっている。

これには2つの意図がある。
1つは、4年生が引退前に、これまで蓄積してきたアメリカンフットボールの技術的および精神的経験を後輩たちに引き継ぐということ。これは私が現役の頃からそうしてきたし、他のチームあるいは他の競技でも行なわれていることだろう。部員不足で試合経験が少ないKayaksでも、当たり前ながら4年生は一番多くの試合を経験してきた。リーグ戦を戦えないシーズンも、ずっと我慢して厳しい練習を続けてきた。負傷して僅か数人しか練習ができなくなっても、合宿最終日を強い決意で乗り切ってきた。決して満足できるシーズンは過ごせなかったかもしれないが、4年生たちは一所懸命に頑張ってきた。その強い思いを、技術的な経験と共に、後輩たちにしっかり引き継いで欲しいと思っている。

もう1つの意図は、この期間を利用して4年生たちにもっと自立して欲しいということである。
おそらくは個人的な資質というか性格にもよるのだろうが、今の4年生たちは、自ら率先して考え、行動するという点でまだまだ幼い。自分は社会から何を求められ、何を期待されていて、どうしたらそれに応えられるのか? それを具体的に考えて実際に行動するということが不得手なようだ。しかし、あと半年もしたら4年生たちは社会に出て働いている訳で、「不得手なよう」では済まされない。何より、ちゃんと自立できていない部員を「KayaksのOB/OGです」と社会に送り出すワケにはいかない!

今日の練習を見た限りでは、私がこれまで与えた練習メニューを組み立て直して、なかなか良いメニューを考えていた。しかし実際にやらせてみると、ただ単に決めた回数や時間でメニューを進行させようとしていて、自分たちが経験してきたことを後輩たちに教えるという、一番大事な目的を忘れてしまっているように感じた。

2週間ほどの短い期間ではあるが、私や後輩たちが何を求めていて、自分たちはどうすればそれに応えることができるのかを、4年生たちは具体的に考え、自らの力で遂行して欲しいと願っている。
これが、私が4年生たちに課す、本当の『ラストメニュー』だ。
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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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