いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます
たぶん、TVドラマをチラッと見たことがあった気がする。うろ覚えだからあまりよく見てはいなかったのだろう。
読んでいて、文章には惹かれたが、全体的なストーリーには今ひとつ乗りきれなかった。『感涙度100%』と帯にあったが、そうならなかったのは、自分自身の心の中に何か欠けてしまった部分があるからなのかも。あるいは読むのが遅すぎたかな?
でも、たっくんやノンブル先生が語る言葉には、心惹かれるものがある。


でも、ひとつだけ言えるのは、そんな私の人生だって、決して「空虚」なんかじゃあなかったってことだ。なんと言うことはない、つまらない男の人生にだって、ちゃんと中身は詰まっている。からっぽじゃないんだよ。(p.18)

「ひとつ訊いていいかな?」
「なに?」
「なんでこんなことをするの?」
彼はものすごく頭の悪い人間を見るような目でぼくを見る。
「きまっているじゃない」と彼は言う。
「楽しいからだよ」
ふむ。(p.31)

「どんなにつらいことでも」とぼくは言った。
「自分でそれを望んでしているときは、たいした苦しみには感じないもんだけどね」
「そう?」
「きっとね」(p.106)

ぼくはいま自分が抱えている苦しみそのものよりも、この苦しみが一生続くのだという見通しに一番苦しめられていた。
きみに会いたかった。
きみの隣にいたかった。
だけど我慢した。(p.198-199)

「また、出来ないことが増えちゃったのね」
「そうだね。でも出来ないことを知るのは大事なんだ。知らずにやってしまうと大変なことになるから」(p.288)

ぼくは、自分に言い聞かせた。
強くあれ。
彼女のために。(p.328)

でもね、と先生は続けた。
「我々は生きていくよ。どれだけ別れを繰り返しても、どれだけ遠い場所に流されても、それでもね」(p.350)

「そうだね。あなたたちに会えて嬉しかったよ。また来てもらえるなら、明日が待ち遠しくなる」(p.352)
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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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