勝利を目指す前に

アメリカンフットボール部に所属していた高校1年生が合宿中に急性硬膜下血腫で死亡したのは、学校側が安全への配慮を怠ったのが原因であるとして、両親が損害賠償と謝罪を求めた訴訟の判決が京都地裁であった。監督には正しい指導を徹底せずに注意義務を怠ったという過失を認めたが、過失と死亡との因果関係は認めず、両親の請求は棄却された。

アメリカンフットボールに怪我は付き物である。しかし指導者は、負傷を最少限に抑えるための努力を最大限にしなければならない。大学卒業後、私はほとんどの期間チームに指導者として関わっているが、大きな怪我もたくさんあった。グラウンドから病院に選手を連れて行ったことも何度もあるし、救急車にも何度も同乗した。山中湖の診療所で「今日中に大きな病院に診せないと…」と言われ、負傷した選手を乗せて、寝ずに車を飛ばして帰仙したこともあった。

これまで幸い大事には至っていないが、責任を感じる怪我が無い訳ではない。今年のKayaksも若いチームだ。勝利を目指す前に、1試合通して怪我人を出さずにプレーできるチーム作りをまずは目指したい。


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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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