自信と誇り

水曜にミーティングを行った。翌日行われる推薦入試の準備のため私は参加出来ず、学生だけで話し合うことになっていた。ミーティング終了後、新しい主将から「今年の反省に長い時間を費やした」という報告があった。

今日、ふとしたきっかけから、私自身もあらためて今年を振り返ってみた。
今年は11人に満たない状況で活動を開始し、新入部員勧誘も成功とは言えず、一旦退部した2年生が戻ってきてくれてようやく試合を行う体制を作ることができた。
人数不足から2年間リーグ戦に参加出来ず、昨年復帰を果たしたKayaksの今年の目標は「公式戦一勝」であったが、結果は昨年に続き全敗の最下位。記録的な大敗ばかりだった。
私もたびたび迷い、悩み、苦しんだが、今はこの僅か12名の選手と2名のマネージャーでリーグ戦を戦い抜いた今年のKayaksを誇りに思い、強いリーダーシップを発揮して最後までチームをまとめあげようと献身的に努力し続けた、主将をはじめとする4年生に尊敬の気持ちさえ持っている。

圧倒的な選手不足は、練習の量にも質にも影響を与え、必ずしも全員が高いモティベーションを持って1年間の練習に臨んでいたとは言えないかも知れない。当然、今年の結果に満足している者はいないだろう。
しかし、Kayaksのチームフィロソフィである“Winning is not everything, but making effort to win is.”は、全員の心に強く刻み込まれたのではないだろうか? 皆、勝利に向かって努力するということがどういうことなのか、わかってくれたと思う。
簡単には勝利を手に入れることは出来ず、努力し続けること自体、大変難しいことなのだ。

低迷からの復活を託されて現場に復帰した私は、自分の無力さを日々痛感している。
しかし、悩んでも迷っても、すぐに自分自身の信念を取り戻し、決して諦めず、自信と誇りを持って再び前進し始めることができる。
それは、私も大学での4年間をKayaksで懸命に努力したからであり、今も当時のKayaksの仲間が私を支えていてくれるからである。

努力しよう。毎日の退屈とも思える反復練習で自信を身につけよう。
自惚れでない自信と高慢でないプライドを持とう。
来年もプレーできる者はフットボールで。
現役を終えて旅立つ者は新しい世界で。
卒業してユニフォームを着ることはなくても、私たちはいつも背中に“Kayaks”を背負っているのだから。
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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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