競技力向上クリニック

今年もXリーグ鹿島ディアーズを講師に招き、東北学生アメリカンフットボール連盟加盟チームを対象とした競技力向上クリニックが東北大学川内キャンパス(午後は東北工業大学二ツ沢キャンパス)で開催された。今日の仙台は青空で日差しも暖かだったが、冷たい風が突風のごとく吹き、あまり良いコンディションとは言えなかった。しかし、各大学から大勢の選手たちが参加し、それぞれ有意義な時間を過ごしたようだ。

午前の実技はポジションごとに分かれ、分刻みのメニューに皆熱心に取り組んでいた。我がKayaksからも就職活動等で休んだ部員を除き全員が参加した。できるだけ多くのポジションでクリニックを受けてその内容をチームに還元しようと考えたため、本来のポジションではないところで参加した選手もいたが、きっと良い結果をチームにもたらしてくれることだろう。昨年のクリニックに比べると全体的にややレベルが下がった気がしないでもないが、それでも東北大学や岩手大学など上位校の選手たちの中には、目立って優秀な選手もいて少なからず驚かされた。

こうした他大学との合同練習では、試合とはまた違った視点で選手たちを比較、評価することができるものだが、今日一番強く感じたのは、今のKayaksには荒々しさが圧倒的に欠けている、ということだ。かつては「Kayaksとは試合したくない」と他大学の選手がつぶやくの耳にしたほど良い意味で荒々しかった。荒々しい=暴力的では決してない。アメリカンフットボールという競技が本来持つ、本質的な特徴のひとつとしての荒々しさだ。『Hit, or get hit(やるか、やられるか)』という精神的心構えを持っているかどうか、ということかもしれない。技術や作戦もフットボールの大切な要素だが、強い精神力に支えられた高い身体能力がなければ、それらは絵に描いた餅、単なる○と×が並んだチャートに過ぎない。

かつては長時間にわたる激しい反復練習で選手たちにそれを教え込むことができたが、今はそれができない。短時間で効率良く、しかも荒々しさを身に付けることができるような練習方法を試行錯誤しながら行ってきたつもりだが、まだまだ実現できずにいる。それを今日、強く感じた。


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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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