トーナメント戦(岩手大vs仙台大)

いよいよ今日から、東北学生リーグの順位決定トーナメントが始まった。1回戦第1試合は、Bブロック1位の岩手大学バイソンズ対Aブロック2位の仙台大学シルバーファルコンズ戦、第2試合はAブロック1位の東北大学ホーネッツ対Bブロック2位の弘前大学スターキング戦だ。

今日は青空が広がる穏やかな秋晴れ。
試合会場の東北大学川内グラウンドに着いたのは、ちょうど第1試合のハーフタイムで、前半は6-3で岩手大学がリードしていた。

後半、第3Qは岩手大学のキックオフで開始。リターン後のオフェンスシリーズで仙台大学は中央攻撃を試みるもゲイン出来ず、4thダウンでパントを選択。しかし、岩手大学がこれをファンブルして仙台大学は敵陣35yで再び攻撃権を得た。
1度1stダウンを取って得点圏にボールを進めるが、ここで痛恨のパスミス! インターセプトで岩手大学に攻撃権を奪われてしまう。
岩手大学は、このターンオーバーでパントのミスも帳消しとなり、5分、ドロープレーでタッチダウン。TFPのキックは失敗で12-3とした。

その後も岩手大学が優勢に試合を進め、11分と第4Qの5分にフィールドゴールを狙ったが失敗。そのまま試合終了となった。

後半だけ観た印象だが、仙台大学のマルチプルオフェンスは岩手大学の4-3ディフェンスに上手く封じ込まれ、逆に岩手大学のプロIオフェンスは仙台大学の5-2ディフェンスを上手く攻めていた。
仙台大オフェンスは、プロやスロット、トリップスやショットガンなど、多彩なフォーメーションからパス中心のプレーを展開していた。リードされていた上にオープンに展開したランプレーが思うようにゲイン出来なかったから仕方あるまい。岩手大ディフェンスは4-3プロからOLBをブリッツさせ、仙台大学のQBに強いプレッシャーを与え、デザインどおりにプレーさせないことに成功していた。
一方、岩手大オフェンスは、プロIからオプションやパワープレーを展開するベーシックなもの。これが仙台大5-2ディフェンスのオフタックル付近を上手く突いて、効果的なゲインを積み重ねていた。とは言え、決定力に欠き、再三得たチャンスに得点を追加出来なかったのは今後の課題となるだろう。

それと、パントゲームに仙台大学は運が無かった。
ミスキックもあったし、相手の好リターンもあった。フェアキャッチすべきところで捕球しない場面もあり、冷静かつ大胆なキッキングゲームがこちらの課題か。

それにしても仙台大学はチグハグ感があって惜しかった。今シーズンの初めから感じていた、プレーヤーとサイドラインとスポッターの3者のコミュニケーションの不具合が改善しきれぬまま、トーナメント戦に突入してしまったようだ。
オフェンスのプレーコール違いもあったようだし、コミュニケーションに手間取り、ディレイofゲームを避けるためにタイムアウトを使わざるを得ないケースもあった。第4Q早々3回目のタイムアウトを使いきってしまったのは、点差が僅か9点でTD+TFP+FGで逆転出来たことを考えると何とも惜しい。次の試合までにどこまで改善出来るか、楽しみだ。

東京から観戦に来ていた仙台大学の昨シーズンの主将とマネージャーが私を見つけて挨拶してくれた。惜しい試合だったね…。
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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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