選手の資質(7)

偉大なフットボール選手になるための資質
『決して打ち負かすことを止めない、負けを認めない、どのプレイも、そのプレイがその試合の最も大切なプレイであるかのようにプレイすること』
(NFL/NFF "COACH'S PLAYBOOK" p.305)

試合でも練習でも、初めから終りまで全力を出し続けるというのは大変難しい。
1クォーター15分×4で60分、12分制では48分間、常に全力で走り、ブロックし、タックルするには、相当の体力と精神力、そして集中力が必要である。
特に対面の実力が自分より勝る場合、全力を出し続けるのは、さらに困難になる。

試合が近付くと、私は選手たちにこんな話をすることがある。
「対戦相手が運悪く自分より強くて速くて上手かった場合、もし10プレーのうち1回勝てるなら、その1回は必ず勝とう。30プレーして1回勝てるなら、その1回は必ず勝とう。万一、試合の中で1回ぐらいしか勝てないぐらい強い相手であっても、その1回は必ず勝とう」と。
これを遂行するためには常に全力を出し続けていなければならず、全てのプレーがその試合の勝敗を左右するプレーであるかのように、強い決意を持ってプレーしなければならない。

ずっと以前、上級生と下級生を試合形式で競わせたことがあったが、力及ばない下級生が上級生に対して「大人気(おとなげ)ない…」と不満を漏らしたことがあった。
大人気ない!?
とんでもない! アメリカンフットボールという競技スポーツで勝敗を競い合う以上、勝利に貪欲で無い方がオカシイ!
そう…『10回戦って9回勝てるなら、その9回は必ず勝たなければならないし、もう1回も勝てるように全力を尽す』のが当たり前なのだ。

Kayaksのラインメンにはある不文律が伝統として受け継がれている。
それは『4年生は下級生に1オン1で決して負けてはならない』というものである。
すなわち、Kayaksのラインメンは4年生になっても怠ることなく精進を続け、どの下級生よりも多く練習して努力を惜しまず、1年間の練習で何千回も行われる1オン1ブロックでただの1度も油断せずに全力を出し続けてきた、ということである。

ラインメン、バンザイ!!
(LBもDBも、RBもWRも、もちろんQBも、バンザ~イ!)

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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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