大学生の心理的特徴

6/30(金)に出席した本学窓口対応職員のための特別研修『大学生の心理的特徴と窓口での援助』のメモから。講師は本学カウンセリング・センター専任カウンセラーの臨床心理士。

現代社会の特徴
(1)個人化の時代・個別化の時代→「好きなときに、1人で自由に好きなことを」(ex. 携帯電話、iPod)
(2)「自分は自分、他人は他人として振舞え」→干渉するな…?

現代は、欲しいものを欲しいときに(したいことをしたいときに)1人で自由に手に入れる(する)ことを許容している時代である。自分がそうであると同時に他人もそうだから、他人に干渉しない。
例えば、不登校の子に対して親がどうしたいかを子供に任せているケース。親が決めてあげれば楽になれるのに、干渉しないがために苦しめてしまっている

大学生の心理的特徴
(1)「孤立」しているということ
(2)傷つくことを恐れる傾向…安心感の乏しさ

ニート(NEET)に関する1つの解釈→怠け者ではなく、むしろ働くことを希求し、考えすぎてしまうがために社会に出る一歩手前で踏みとどまっている状態。→働かない子供を親が養っていける経済状態などにより、親が子の背中を押してやることが無くなったことなども原因。
「皆さんが就職する際に考えすぎることがありましたか?」
=私の場合、Kayaksの後輩たちの面倒をみたいというだけで本学職員になった。仕事の内容や将来のことなどほとんど考えなかった。(←これはこれで問題か????)

個人化の時代に育った大学生は個人の自由にして良いと思っているので、自由を奪われそうになると攻撃的・批判的になる。
=Kayaksを途中で辞めていく部員たちが最後にクラブや私に対して批判的な発言をするケースが増えてきた。(以前はそういうことは無かった)

「1人になる能力」
Winnicott, D.W.(精神分析医・小児科医)
「信頼できるおとな(セラピスト)が遊びの世界を保障すると、子供は最初不安ととまどいを覚えるかもしれないが、そのうちに子供は自分自身を突然発見し、私は存在する、生きていると実感し、そこから子供による創造的な広がりが起こってくるようになる」
→逆に言うと、信頼できる大人がいないと子供は安心できない。他者とつながる経験が重要。

窓口での「援助」
「人とのつながりを経験できる場」であろうとする意識→「(窓口)対応」から「援助」へ

教職員全体での「援助」へ向けて
こちらから手をつなごうとする・つながろうとする
信頼される大人であろうとする
↑これらを意識することが必要

教職員自身が傷つくような環境に身を置かないことも大切→安定した職場環境・縦にも横にもネットワークで支えあう

世の中をつくるにはさまざまな人が必要。
It takes all sorts to make the world.


私立大学職員としてだけでなく、大学体育会に属するアメリカンフットボール部の監督として、部員たちと接する上でも興味深い講演だった。

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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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