水道利用を自粛しよう

ライフラインの復旧が徐々に進む宮城県だが、上水道の復旧に下水処理機能の回復が追いつかず、市街地のマンホールから下水が溢れ出る事態が生じているとのこと。

現在、仙台市内ではガスの復旧が進んでおり、入浴時の排水が増すなど、今後ますます生活排水が増える見込みだ。下水処理施設付近のことを考え、水道利用は必要最小限に自粛しよう。

【記事】
 東日本大震災で被災したライフラインの復旧が徐々に進むものの、上水道の復旧に下水処理機能の回復が追いつかず、市街地のマンホールから下水があふれ出る事態が生じている。三つの下水道流末処理施設が機能を停止している宮城県は2011年4月1日、市民に水道利用の自粛を促すため、報道陣に被災した処理施設を公開した。
 津波によって停止している処理施設は、多賀城市の仙塩浄化センターと岩沼市の県南浄化センター、石巻市の石巻東部浄化センターの3カ所だ。施設が全壊や浸水して下水処理機能が停止した。公開したのは仙塩浄化センターで、施設内に残る海水をポンプ車で排水する作業が続いている。
 震災後に上水道が復旧するにつれて、下水処理施設の能力を超える生活排水が下水管に流れ込むようになってきた。仙塩浄化センターが下水を処理する多賀城市や七ケ浜町、石巻東部浄化センターが受け持つ丸森町や角田市、亘理町、県南浄化センターの区域の名取市で、一部のマンホールから下水があふれ出た。多賀城市で溢水(いっすい)したマンホールは一時、100カ所以上に上った。
 3月17日には、「水道利用自粛のお願いについて」と題した文書を公開。応急措置として、処理場や下水道の上流部分で、流れてきた下水をポンプでくみ上げて沈殿池にため、上澄み液を消毒して河川に放流している。4月1日時点で各センターの処理能力は震災前の75%から90%まで回復したが、増加する下水に処理が追いつかない状況だ。
 マンホールからの溢水は収まっているものの、これから仙台市北部の大規模団地でガスの復旧が控える。宮城県下水道課の高橋一朗技術補佐は、「ガスが復旧すれば入浴時の排水が増すだろう。入浴時間をずらすなど協力をお願いしたい」と話す。
 高橋技術補佐は、「震災から2カ月後の5月中旬までに、各処理場のメーンポンプを復旧させたい。そうすれば、処理場内ですべての下水を処理できるようになる」と話す。全面的な復旧は2013年4月になる見込みだ。
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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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