チームフィロソフィー

どの組織にも固有の理念があって初めて、その組織に属する人々が同じ方向に向かって進んでいけるものだと思うが、私たちKayaksにもそうした理念、チームフィロソフィーが存在する。部員やコーチングスタッフには、プレーの詳細を記したプレーブックという冊子にこれを明記して配付しているし、Kayaksの公式ウェブサイトにも明記して、広く一般にも公開している。私たちKayaksの日々の活動は全て、このチームフィロソフィーを精神的拠り所として計画、実行されている。

今年になってKayaksはチームフィロソフィーを改め、先にリニューアルしたKayaks公式ウェブサイトで公開した。

改めたといっても表現を変えただけで、その中身は当然これまでのものを踏襲していることは言うまでもない。理念というものは、絶対に変えてはならないものだとは思っていないが、基本的には変わることのないものだと思っている。

なぜ今年になって表現を改めたのかというと、これまではNFLの名コーチであるヴィンス・ロンバルディ氏の名言、「Winning is not everything, but making the effort to win is.」と「Winners never quit and quitters never win.」をチームフィロソフィーとして『拝借』していたのだが、Kayaksは今シーズンから1部リーグに昇格したし、私も初めて監督となった年から20年、途中何年かチームを離れた時期もあったが、2度目に監督となってからも10年ほどになるので、そろそろ自分の言葉でチームフィロソフィーを表現すべきだろうと、遅ればせながら考えた次第。

部員・スタッフには、まだ今シーズンのプレーブックを配付していないので正式には知らせていないが、Kayaks公式ウェブサイトで知ったか、あるいはこのブログで知る部員・スタッフもいることだろう。順序が逆じゃないかと思われるかも知れないが、Kayaksは東北学院大学の課外活動団体として、それなりの社会的責任を持つ組織であるので、一般への公開が先になったとしても順序が逆だとは決して思わない。部員・スタッフも、そのことは理解してくれることだと思う。

さて、別にじらしている訳ではないので、そろそろ新たなチームフィロソフィーをここに記そう。
Kayaksの新しいチームフィロソフィーは次の文言で表現される。

Kayaksは、アメリカンフットボールという競技スポーツにおいて勝利することを目標とし、これを通じて心身を錬磨し、礼儀、我慢強さ、素直さ、そして一喜一憂せず、困難なことに自ら取り組み、それをやり遂げる強い気持ちを身に付けることを活動の目的とする。

これまでも、こうしたことを常に考えながら部員たちと接してきた。私のフットボール活動の根底に常にあった考え方である。決して私個人が考え出したことではなく、私が1983年4月にKayaksに新入部員として入部して以降、現役部員、コーチ、監督、あるいはOBとしてKayaksに関わり、肌で感じ取り、そして徐々に精製されていった骨太の理念、チームフィロソフィーである。だから揺らぐことなく、Kayaksが7シーズンもの長い間公式戦で1勝もできなかった時(2001~2007年)を乗り越え、今シーズンからKayaksは東北学生1部リーグで戦うことができる。それは、世代を越えて信じるチームフィロソフィーがあったからこそ、現役・OB/OGが皆同じ方向に向かって進んで来れたことによる成果である。

試験休みを終え、あと2週間ほどでKayaksは全体練習を再開する。
新しいシーズンを迎える際は常に期待と不安でいっぱいなものだが、今シーズンは特にそうだ。Kayaksを見事復活させてくれた学年が引退し、彼らを心底慕う次の学年が新たな歴史を築こうとしている。今シーズン戦うリーグ内の対戦相手たちは強豪ばかりで、Kayaksは過去2シーズンとは全く違う立ち位置にいる。果たして新Kayaksはどういう戦いぶりを見せてくれるのだろうか?

不安な時や慢心した時こそ、改めてチームフィロソフィーに立ち返るべき時。今シーズンもチーム一丸となって、皆で同じ方向へ向かって進んで行こう!

  • クラブ概要 (Kayaks公式ウェブサイト)…チームフィロソフィー他、組織の概要を記載したページです。
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    k_sone

    Author:k_sone
    東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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