HALEO SENDAI BOWL

金曜から土曜にかけて強い雨、強い風に襲われた仙台だったが、昨日、日曜日は青空が広がって暖かで穏やかな一日となり、まさにボウルゲーム日和。東北学生アメリカンフットボールリーグで初めて行われた南北オールスター戦「HALEO SENDAI BOWL」は、その空模様と同じぐらい爽やかで、素晴らしいゲームだった。

結果は既報のとおり、28-27で南チーム「BLAZE」が北チーム「AVALANCHE」を下したのだが、この試合の表彰選手が北チームの選手の方が多かったことからも分かるとおり実力伯仲…というか、むしろ北チームの方がリーグ戦並みの迫力あるプレーを連発していた。

今回のオールスター戦は準備期間が短く、とは言え、リーグ戦後の開催なのでこれ以上準備期間を確保することは難しく、現実的にはぎりぎりのところだが、うまく出来たと思う。それに、学連理事を始めとする関係者各位の尽力にはいつもながら頭が下がる。開催前の連絡の遅れにはこのブログでも苦言を呈してしまったが、そうしたことを除けば南北対抗という企画も面白くてやり甲斐があり、まずまずの成功を収めたと思う。

今回、私は、東北大学と仙台大学のコーチングスタッフと共に南チーム「BLAZE」のオフェンスを担当し、オフェンスラインを2チームに分けて、Aチームのプレーコールを私が、Bチームのプレーコールを東北大学のコーチがそれぞれ担当して2シリーズごとに交替し、仙台大学のコーチが両者をサポートするという体制で行った。

プレー自体は仙台大学の山田監督が全て作成されたもので、関東や関西、あるいはNFLなどでよく見るプレーのエッセンスが随所に散りばめられた渾身のプレーブックで、このボウルゲームを通じて東北リーグの各チームにアメリカンフットボールのトレンドへ目を向けさせようという恩師の意図がひしひしと感じられる「作品」だった。

そこで、私も普段Kayaksで行っているような堅実過ぎる地味なフットボールではなく、NFLチックなプレーコールを心掛けてやってみたのだが、これが大成功! リーグ戦の表彰選手を中心とした優秀な選手たちが集まっているということもあるのだが、ほとんどのシリーズでロングドライブを成功させ、得点できないシリーズもあったが、満足いく内容のフットボールをすることができた。

今回のオールスターチームでも本当に素直で良い選手たちに巡り会えたが、中でもやはり、今シーズンの東北リーグを制した東北大学の選手たちの能力はズバ抜けていたように感じた。ランニングバックでBLAZEの主将も務めた浅井選手は、その力強いランで目立つ存在だったが、目立たないところで彼のランを支えたオフェンスラインもそのほとんどが東北大学の選手たち。リーグ戦後ということでパスがやや浮いてしまいがちだったが、クォーターバックの高橋選手も独特の力強いハドルワークでチームを鼓舞し、要所要所で素晴らしいプレーを見せてくれた。僅かに優れているというレベルではなく、東北大学の選手たちは圧倒的に優れているという感じ
だった。

それにしても楽しいゲームだった!
1点差でも勝てたことで楽しさも倍増したが、人材に恵まれ、意図したとおりにグラウンドでそのプレーが展開され、予想どおりのヤード数をゲインするので、サイドラインでプレーをコールする際、途中からは、そのプレーが始まる前に次のプレーをコールできるほどだった。普段も少なくとも3プレーぐらい先までは展開を予想してコールしているが、これほど予想どおりに展開することはなく、プレーコーラー冥利に尽きるゲームだった。

もちろん、素晴らしいアサイメントを準備してくださった仙台大学の山田監督、的確な分析で戦略的な基礎を固めてくれた東北大学の石田コーチ、複雑なメンバー交替を全プレーにおいて冷静かつ正確に指示してくれた仙台大学の新藤コーチ、そしてプレーチャートを選手に提示する最も重要な役割を完璧にこなしてくれた仙台大学のマネージャーのお陰でもって、私はAチームのプレーコールに専念することができ、ボウルゲームを楽しむことができた。改めて皆さんに感謝です。ありがとうございました。

多くの選抜選手が4年生だったため、昨日の試合が最後のフットボールとなる選手あるいはマネージャーも多いに違いないが、リーグ戦では味わえないフットボールの楽しみ方を知って、卒業後も多くの方々が少なからずフットボールに関わっていかれることを願います。選手として、OBコーチとして、あるいはまた観客として、是非またグラウンドでお会いしましょう!
ブログ内検索
カテゴリー
月別アーカイブ
全記事一覧
モバイル版QRコード
このブログは携帯電話でも閲覧できます。下のQRコードを読み取ってアクセスしてください。
QR
プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

FC2カウンター
different version