ラインメンのファンダメンタル

冷たい風に枯れ葉が舞う中で行われた練習に行ってきた。
今日の練習は、昨日のミーティングで確認した入れ替え戦用のプレーの確認が主な目的。机上で理解できても、グラウンドで実践できなければ意味がない。まず、今日は細かいところまで指示しながらアサイメントの確認を行い、明日からそれを煮詰めていく、というような感じで進めていくことにした。

個別のプレー確認を始めるの前に、ラインメンのファンダメンタルを確認した。ひとつはスタート、もうひとつはヒットする方向である。
オフェンスチームが相手ディフェンスに対して持つアドバンテージは、いつ、どこへ、誰が、どうやってボールを運ぶかを知っている、ということだけである。このアドバンテージを最大限に活かすには、スナップと同時に全員が素早くスタートしなければならない。しかし、Kayaksのラインメンは、相手の動きが気になって、思い切りよくスタートできていないことがこれまでの試合では多かった。

そこで、実際にボールを使ってプレーの確認をする前に、ただクォーターバックにスタートの合図(=ケイデンス)だけしてもらい、ラインメンのスタートをチェックした。案の定、始めのうちは相手の横の動きが気になってスタートできていない様子だったが、相手が横に動く前にヒットすれば良い、という考え方で数回繰り返した結果、素早く縦にスタートできるようになった。

もうひとつのファンダメンタルであるヒットする方向というのは、ボールを運ぶ方向に向かってヘルメットを入れてヒットしなさい、ということ。言い換えれば、ボールを運ぶ方向から遠い方の肩で相手にヒットしなさい、ということ。今回は後者の言い方で選手たちを指導した。ヘルを入れろ、と言うと横に流れてしまうことがあり、せっかく縦に素早くスタートできても無駄になる。遠い方の肩でヒットするだけなら、むしろ最短距離でヒットしようという意識を持つ。これも数回やっただけで、十分に効果があった。

さて、アサイメントの確認。
入れ替え戦用のプレー、と言っても、別に変わったことをするつもりはない。これまで積み重ねてきたKayaksスタイルのオフェンスを、さらに磨いていくだけのこと。相手に応じてアジャストはするが、目くらましのような戦術を使うつもりは一切ない。なので、短い時間で確認を終えることができた。

今日は冷たい風が吹いて非常に寒かったのだが、選手たちは集中力を欠くことなく、内容の濃い練習をすることができた。ノーミスという訳にはいかなかったが、それでも練習していて今日は気持ちが良かった。選手たちは皆、一所懸命やっていて、ミスも中途半端なものではない。躊躇しながらプレーしている者は誰もおらず、皆が自信を持って自分の役割を毅然とした態度で、しかし淡々とこなしていた。監督として、まさに手応えを感じた練習だった。

今日は斎藤ヘッドコーチも来てくれていたので、スペシャルチームの確認を短く行って練習を終えた。入れ替え戦まで、準備に残された時間は僅かだが、今日のような充実した練習を続けていれば、準備に十分な時間はある。日に日に冷え込みが厳しくなっているので、部員たちは体調管理を怠らず、そうした意味でも全力で入れ替え戦の準備を進めて欲しい。頑張ろう!Kayaks!
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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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