不振のオフェンスチーム

昨日はだいぶ強い雨が降った仙台だったが、今日は小雨。しかし、グラウンドはぬかるんで、ところどころ水が浮いているような状態。グラウンドに着いて、今日の練習は中止しようかな?とも思ったが、部員たちは皆ヤル気満々で練習の準備を進めていた。「短めに終わらせような」と言って始めた練習だったが、たっぷり3時間もやってしまった。

今日もそのほとんどをドリルに費やしたのだが、好調を維持しているディフェンスに対して、オフェンスはまさに不振を極めている。何をやってもイイトコ無し。一昨日の練習で気合いが入ったはずだったのだが、今日はまた中途半端というかこじんまりしてるというか、あっさりと気の抜けたプレーの連続だった。

ブロックとヒットを取り違えているのだろうか? 多くの選手が相手に一発ヒットしただけで動きが止まってしまう。ヒットはブロックの最初の動作であって、ブロックという行為の一部分でしかない。強くヒットして体を寄せ、足を前方に進めて相手を押し退け、最後に腕を張って相手を突き放す。この一連の動作がブロックには含まれている。ところが今のKayaksの選手たちは、ラインメンにしろレシーバーにしろランニングバックにしろ、ヒットしただけで終わり。その後のドライブやフォロースルーが全く無い。それではブロックは成り立たない。すなわち、プレーも成立し得ない。

とは言え、良いところが全く無い訳ではない。むしろ、ブロックの淡泊さ以外はすこぶる良い。クォーターバックはプレーを良く理解し、判断力、適応力共に安定している。ランニングバックの走力には一抹の不安も無い。ランプレーの比率が高いKayaksだが、レシーバー陣は皆優秀で、むしろ彼らのお陰で安心してランプレーができているとさえ言える。ラインメンも強くて速い。しかし、全員に言えることだが、ブロックに粘り強さが無い。ここが問題だ。

「フットボールはブロックとタックルに要約される」という名言があるとおり、ブロック(あるいはタックル)のできないフットボールチームが勝利を手にすることはない。それではKayaksは次の試合で勝利を手に入れることができないのか、と言われれば、そんなことはない。彼らは、できないのではなく、やらないだけ。自分でも気付かない心の迷いが、彼らの体の動きを鈍くしているだけだということを私は知っている。

今日は練習が長い時間に及び、雨にも当たって体が冷えたので、明日は練習を休みにした。月曜休日は通常どおりの予定。体をしっかり休め、心を充実させれば、Kayaksのオフェンスチームは見違えるほど強くなれるはず。そのための休日なので、明日は一所懸命に休んで欲しい。

練習でオフェンスが不振でも、私自身は全く不安を感じていないし、焦ってもいない。試合ではきっと粘り強いブロックとキレのある走りで素晴らしいプレーを見せてくれるはず。その準備はきちんとしてきた。思い切ってプレーすれば、絶対に成功する。頑張ろう、Kayaks!
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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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