Periodization 2007

2007年シーズンの期分け(Periodization)について。
東北学生リーグの秋季リーグ戦は、毎年8月下旬に始まって11月上旬に終わる。この期間を体力的・精神的・戦略的ピークとするために、毎年この時期に年間計画を作成している。

競技ごとに試合時期が異なるため、その競技にあった期分けをすることが大切だ。アメリカンフットボール独自の期分けについて、『COACH'S PLAYBOOK』(NFL/NFF 2004)に詳しく説明がある。1年を4つに分け、それぞれの期間は次のように設定されている。

2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
オフ・シーズン プレ・シーズン イン・シーズン ポスト・シーズン

実はこのCoaching Academy Programのテキストブックは、アメリカの高校生以下のチームを指導するコーチを対象にして書かれているため、参考になることはもちろん多いが、Kayaksを指導する上で当てはまらないことも中にはある。
例えば、「オフ・シーズンにチームの選手を管理する/縛ることは、オフ・シーズンにさまざまなスポーツを経験して、より良い人格形成を目指すことの妨げになるので、望ましくない」なんていうのは、2シーズン制の文化が無い日本には馴染まないし、アメリカンフットボールが特に身近にない東北地方でプレ・シーズンの僅か2ヶ月でチームを作り上げるなんて不可能である。

今年、2006年は、それまでとほとんど同様に1年を3ヶ月ごとに4つに分け、準備期・第1移行期・試合期・第2移行期というように計画していた。

  2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
2006シーズン 準備期 第一移行期 試合期 第二移行期

しかし、残念ながらKayaksがリーグ戦を棄権したため、計画どおりに練習を進めることは出来なかった。それに3ヶ月ごとに均等に4分割すると、学事暦(大学のスケジュール)にあわなくなる。以前からそれはわかっていたことだが、分割時期を若干ずらすなどして対応してきた。それを今回は、より現実にあった計画しようと考えてみた。

まず、年明け1~2月は、大学の後期試験や入学試験などがあって部員たちもなかなか練習に集中出来ないし、3月はまだ雪がグラウンドに残っている。4月はリクルートに時間を割かなければならず、ここまでは基礎体力の向上に重点を置くことになる。
5月から大学の前期が終わる7月末までは、体力をさらに向上させつつ、アメリカンフットボールのスキルの習得に長い時間を費やすことができる期間だ。個人技術の習得から戦術・戦略の理解を深めるところまで、徐々にステップアップさせていく。
7月末から8月上旬にかけて大学の前期試験があるので、ここで短いオフを設けて心身をリフレッシュし、夏合宿を経て来年はリーグ戦に参戦する!

  12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2007シーズン 一般準備期(前期) 一般準備期(後期) 専門準備期 試合期 (移行期)
筋系 筋肥大期 筋肥大+筋力向上 筋力向上期 維持期 (筋肥大期)
エネルギー系 導入期 有酸素的体力向上期 無酸素的体力向上期 維持期 (導入期)


関連記事
Periodization 2006年1月20日(金)
年間計画の作成 2006年12月13日(水)
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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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