不用意なミス

昨夜はかなり強く雨が降った仙台だったが、今日はよく晴れて、あの暑い夏の日差しが戻ったかのよう。グラウンド状態はややぬかるんで悪かったが、すっきり晴れた青空はとても気持ちよかった。

が、Kayaksの調子、特にオフェンスチームの状態は最悪だった。
今日は日曜なのでドリル中心の練習メニューだったが、まず序盤のランメニューのうちからミスが続き、何となくイヤな雰囲気であった。
そしてドリルに入って不安は的中。オフェンスメインのハーフラインドリルでオフェンスチームはミスを連発し、ディフェンスチームにシャットアウトされたどころか何本もターンオーバーされて終わってしまった。

試合の時のように私がプレーコールを出していたが、試合の1週間前だというのにアサイメントミスはする、ファンブルでボールを失うでは、話にならない。そもそも、今この時期にアサイメントを間違うというのはどういうことなのか? 走る方向を間違える、ブロックする相手を間違えるで勝てるとでも思ってるのか? たった今即席で作ったプレーではなく、プレーブックに書いてある基本的なプレーで間違えるという意味がわからない。

やる気がないということか。

やる気がない選手のために私は多くの時間を割き、一所懸命に考え、悩み、最善を尽くしてきたのかと思うと、本当に悔しくて馬鹿馬鹿しくて腹が立った。

時間がもったいないので先にディフェンスのドリルを行い、終わってからまたオフェンスをやるのかと思いきや、選手たちはさっさとショルダーを脱いでラストメニューのランメニューに入ろうとしている。確かに「練習が終わったらオフェンスは残れ」とは言ったが、ラストメニューを走る前にドリルで確認したいとは思わなかったのか? 平日の夜間練習は短く終わらせるから、土日はドリルをたっぷりやろうと言っていたはずなのに、そんなことお構いなしにただ練習メニューを終わらせようとしている。金曜のキッキングでも言ったこと。紙に書いてあるメニューを本数や時間でただこなせばいいと思ってるかのよう。そんなことで強くなるはずがない。

腹が立って、馬鹿馬鹿しくなって、私は練習途中だったが帰ってしまった。
「Be there(そこにいろ)」が私のコーチとしての座右の銘のひとつだが、どうしも我慢できなかった。真剣にやっているとは思えない選手に付き合うつもりはない。そんな選手に育てたつもりもないが、そうしか育てられなかったのなら、監督としてグラウンドに立つ資格が私には無いということ。

ブロックしそこなった、パスを捕りそこなったなどで怒るつもりは無い。誰でも失敗はある。しかし、単純にどう動けばいいかというアサイメントを間違うなんていうのは、絶対に許せない。一体これまでの時間で何を努力してきたというのか? そんな選手ばかりのチームにしか育てることができなかったとは、自分自身が本当に情けない。恥ずかしい。

私が途中で帰ったことを選手たちはどう感じ、何を考えたのだろうか? 何をあんなにカッカしてんだ?とでも思ったのだろうか? だとしたら私は、一所懸命やるということの意味を選手たちに教えることができなかったということ。もはや私には指導者としての価値は全く無い。

今日という日、つまり試合を翌週に控えた日の練習が重要だったことに選手たちは気付かなかったのだろうか? 今日は絶対にノーミスでやらなければならなかったのに、ミスどころか、アサイメントまで間違うとは、一体どういうことだろう。全く信じられない。

今日は連休ということもあり、たくさんのOBが練習に駆けつけてくれた。しかし私はお礼を言うこともなく、途中で帰ってしまった。彼らには本当に申し訳ないことをした。この場を借りてお詫びします。ごめんなさい。

さて、今後どうしたら良いだろうか?
あんなやる気のないところを見せつける選手たちにフットボールを教える価値などあるのだろうか? あるいは逆に、やる気を出させることができない私なんかが監督でいて良いのだろうか?

実は…
11月にKayaksとしてのイベントを企画していたのだが、それすらもやりたくなくなってしまった。何でこんなやる気もないヤツらのためにいろんなことやらなきゃないんだ? バカバカしい!

こんな事を書いてしまって、読んでる皆さんも気分を悪くされたでしょうね?
ごめんなさい。
でも私は、嘘を書いて皆さんにKayaksの状況を知らせたと思いこみたくはないのです。私が見聞きして感じたことをちゃんと伝えたいのです。

来週の火曜日、どういう顔して選手に会えば良いのだろうか? 今はもう、馬鹿馬鹿しくて練習になんて行く気すら無い。試合もそう。どうせ間違ったアサイメントで動いて、相手にやられて、それでおしまい。もしかしたら個人技で勝てるかもしれないが、所詮そこまで。そんな勝利に何の価値も無ければ、評価もできない。

彼らの不用意な、そう、まさに不用意に犯したミスが取り返しのつかない状況を生んでしまった。彼らはそのことに気付いているのだろうか?
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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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