パスプレーの調整

昨日は金曜なのでパート練習とキッキングゲーム主体の練習メニュー。授業の関係で若干集まりが悪かったが、練習が始まってから来る部員もいて、パートが始まる頃にはそこそこの人数になっていた。

パートの時はラインメンの練習を見ることが多いのだが、昨日はオフェンスバック(クォーターバック、ランニングバック、レシーバー)のパートを見た。リーグ戦第2戦まで2週間余りとなり、練習回数で言えば10回程度、そのうち、仕事の遅番などの影響もあって私が練習を見れるのはさらに少なくなる。昨日は、試合までの練習ですべきいくつかのプレーの確認と、今後、選手たち自身が自ら確認していくための指針について共通認識を持ちたくて、バックスのパートに行った。

職場の理解もあって夜間練習にもかなり行けてはいるが、常に練習に参加できるフルタイムコーチではないので、私や他のコーチが誰も練習に参加できないこともある。そうした時、選手たち自身が進むべき方向性というか評価基準を正しく持っていることは、チーム力の向上に不可欠だろう。間違ったやり方で調整しても、それは試合では成功しない。

例えば、パワープレーで運悪く穴がつまった時、ボールキャリアが外にカットを踏むのか内に入るのか、といったケース。もちろん、その時の状況でどちらも正しいが、チームの方針としてどうすべきかという原則はある。それを間違ったまま練習していては、そのプレーだけでなく、ゲームプラン全体を狂わせる結果となってしまう。

昨日はいくつかのパスを調整し、尚且つ、調整の方針についてレシーバーやクォーターバックと共通認識を得た。また、ランプレーについて、試合までに確認すべきプレーの種類や数についても共通認識を得た。1部リーグに比べれば、戦力はまだ全てにおいて力不足だが、部員全員が目標に向かってユニット(単体)となって努力している姿勢については、決して劣っていないと思う。私たちコーチングスタッフがちょっとした励ましと正しい方向性を示してあげれば、Kayaksは今シーズンの目標を必ず達成できると確信している。



昨日の練習はいつも練習しているグラウンド(ラグビー場)の隣、サッカー場で行われた。たまたまサッカー部の練習が無くてグラウンドが空いており、全面で練習したいラグビー部からサッカー場で練習してくれないかという申し出があったからだ。

一昨日、その申し出を受けたKayaksの主将が私のところに相談に来たのだが、それは、いつも自分たちばかりがラグビー部の都合で練習時間を変更したり場所を移ったりするのは納得がいかないから申し出を断りたいのだがそれで良いか、というような内容だった。

以前の私なら彼らと同じように感じたかもしれないが、年を取ったせいか、その時は全く別のことを考えた。
すなわち、私たちにとって重要なのは練習することであって、ラグビー場の半面を確保することではない。もし、サッカー場の使用を大学側がKayaksに許可するなら、我々もラグビー部もグラウンド全面を使ってそれぞれ練習できる訳で、むしろそれは歓迎すべきではないのか、と。サッカー場で練習することを否定的受動的(=ラグビー部に追い出された)に考えず、むしろラグビー部やサッカー部はそれぞれラグビー場、サッカー場しか使えないが、我々Kayaksはどちらも使えるんだという肯定的能動的な考え方(=空いているグラウンドを自ら選択して使用する)をすべきではないのか、と考えた。

そもそも、アメリカンフットボールという競技は100ヤード先のゴールラインを越えて得点を争う競技な訳で、グラウンドの半面だけを使って練習することは、やらないよりはマシだが、グラウンド全面で練習すべきなのは当然のこと。野球に例えれば、内野だけのグラウンドで練習して試合に勝てますか?ということ。確かに、狭いグラウンドを工夫して使うことも大切だし有効だろうが、全面使えるグラウンドを遊ばせておく手は無い。

素直な主将は私の考え方を受け入れてくれて、部員たちも皆私の考えに賛同してくれた。どんな困難もポジティブにとらえ、不利な状況からも自分たちにとって有利な展開を探しだすことができれば、何事にも動じることはない。部員たちにも、フットボールから多くを学んで欲しい。
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プロフィール

k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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