ファンダメンタル その3

オープン戦の最終戦、対岩手大学バイソンズ戦を3日後に控えた昨夜の練習に行ってきた。(7/25に行われる予定の福島ピッグスキンズ戦は試合形式のスクリメージという位置付け)

昨日の仙台は、午前中は晴れ間も見えていたが午後になって雨が降り出し、一時はかなり強く降ってグラウンドの使用が危ぶまれたが、練習開始直前に空が明るくなり、何とかグラウンドでの練習が許可されたといった状態。そのため、グラウンドはぬかるみ、練習途中からは再び雨も降り出して、短い時間で練習を切り上げねばならなかった。

昨日の練習は、都合によりヘッドコーチが不在だったのだが、私はどうしても練習に行きたかった。
というのは、これまでのオープン戦3試合をDVDで正しく評価した結果、あまりにも選手たちのファンダメンタルが乱れていることに気付いたからだ。オープン戦とは言え、試合直前の練習でチームドリルをせずに、ファンダメンタルの確認に多くの時間を費やすことにためらいが無かった訳ではないが、このまま誤ったプレーを続けさせて敗戦に甘んじることなど決してできない。天候やグラウンド状態によって極めて短い時間となってしまったが、選手たちに本来のファンダメンタルを思い出させるきっかけだけでも提供しようという思いで練習に向かった。

昨日の練習の具体的な内容については、戦略的な面が色濃いのでここで記すことはできないが、今シーズン、新たに取り入れた戦術の習得に意識が集中し、何のために練習しているのか、ということを忘れてしまった、あるいは忘れかけてしまった選手たちに、それを思い出させることぐらいはできたのではないだろうか。

すなわち、練習とは、単に戦術を習得するため、もっと具体的に言えば、あるプレーを上手にできるようになるためだけにしているのではなく、そのプレーを試合で成功させ、試合終了時に相手より得点で上回るために最大の努力ができるようになるための鍛錬の場であると言える。従って、常に対戦相手を意識していなければならず、単に練習で(チームメイト相手に)上手くいったから良い、という単純なものではない。これらは当たり前のことではあるが、日々の練習や生活に追われていると、私たちコーチングスタッフでさえ、意識して思い出さなければ忘れてしまいがちなことでもある。

また、練習において、ファンダメンタルの習得が最も重視されるべきであるということも、決して忘れてはならない。日々の練習では、ファンダメンタル習得のための反復練習に質・量共に多くを割き、それ無くして何事も為し得ないという事実をチーム全体が知らなければならない。例えば、チームドリルという11人対11人の練習であっても、たった1人でもファンダメンタルを疎かにすることがあってはならない、ということで、ボールをランニングバックに渡したあとのクォーターバックがアフターフェイクを怠っただけで、そのプレーは失敗に終ったと言い切ることが必要である。

さて、Kayaksは、今日は練習が休み。明日、試合前の調整を行って岩大戦に臨む。
ここ数シーズン、実力的には東北一という評価を常に受け続けている岩手大学バイソンズだが、今年のオープン戦ではここまで不運が続いている。その岩手大学に対し、私たちKayaksはどれだけのことができるのか。そしてまた、昨日思い出したであろうファンダメンタルを選手たちがどれだけ正しくやり遂げることができるのか。その点を特に重視して、試合に臨みたいと思う。

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7月18日(日)12時(変更あり) 14:30 対岩手大学バイソンズ戦 @泉キャンパスグラウンド
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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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