対秋田大学戦

対秋大戦20081102今シーズンの最終戦、Kayaksは秋田大学オーガーズと対戦し、8-27で敗れた。これにより秋大が2部リーグで1位となり、1部リーグ最下位との入れ替え戦に出場、Kayaksのシーズンは今日で終わった。

仙台は今日も暖かな秋晴れで、風がやや強かった。
全勝同士の対戦はKayaksのキックオフリターンで始まったが、続く最初のオフェンスでKayaksはなかなか前進することができない。予想どおり秋大DLは大きくて強く、なかなか走路を開くことができないようだ。しかも、予想以上に外からのフォースが厳しく、Kayaksのベーシックなプレーをほとんど止められてしまった。

Kayaksのディフェンスチームは今日も素晴らしかった。一所懸命プレーし、結果的に27点を失ったが、オフェンスがもっと機能していればその半分で食い止めることができただろう。また、パントのミスもあり、そこでもディフェンスに負担を強いてしまった。オフェンス、キッキングとも私の担当であり、私の準備不足がチームの足を引っ張り、敗因を作ってしまった。

第2クォーターはKayaksが風上になり、ずっとガマンしていた力を発揮させようと秋大戦用に準備したプレーをコールし始めた。なかなかうまく歯車が噛み合わなかったが、第2クォーター終了間際に今日のために準備したロングパスを成功させて大きく前進、これまた今日のために準備したプレーアクションパスでようやく先制のタッチダウン、2ポイントコンバージョンも成功させてKayaksは8-0とリードしてハーフタイムに入ることができた。

リードして…とは言え、ここまでの流れは完全に秋大ペース。後半に入ってもKayaksのディフェンスは奮起してロスタックルを連発していたが、オフェンスでボールを進めることができず、結果的にパントの蹴り合いでずるずる後退してしまう。

秋大戦用に準備したオフェンスプレーはかなり効果的だったが、秋大を惑わすフォーメーションが審判をも惑わしてしまったようで、痛恨のファウルを取られてしまった。ボールの位置、ダウン数等、最悪のパターンでファウルを取られ、結果的にそこから秋大にタッチダウンを奪われて完全にモメンタムを持って行かれてしまった。プレーは成功していただけに本当に悔しい。この時、ファウルを取られたプレーヤーの番号すら審判に教えてもらえず、これは今シーズン2度目のことで、前の試合で申し入れたにも関わらず、また起こってしまって残念でならない。

誤解の無いように付け加えるが、誤審だと文句を言っているのではない。おそらくあまり見たことのないフォーメーションなので見間違ったとしても文句を言うつもりはない。だが、誰がファウルしたのかわからないでファウルと言われたら納得できない。増してや密集でのファウルではなかったのだから。

…敗戦の将が多くを語ってしまった。
完全な力負け。ライン・バックスともに、攻守ともに、全ての面で秋大がKayaksを上回っていた。それはすなわち、監督である私の準備不足・指導力不足による。私の力不足で、Kayaksを勝利へ導くことができなかった。

選手たちはよくやった。
実は前の試合でクォーターバックが足を骨折し、手術していた。ランニングバックだった選手を急遽クォーターバックにして、約3週間の準備期間で何とかフットボールらしいプレーができるようになった。不慣れなポジションをこなした選手にも、その彼を励まし続けた選手たちにも最大級の賛辞を送りたい。

ほとんどの選手が傷んでいる中、相手も同様だろうということで痛みに耐えて皆よく頑張った。ベストの状態で試合をさせてあげたいのはもちろんだが、リーグ戦を戦うというのはこういうこと。痛みに耐えて励ましあうのも大事だが、傷まないチームが強いのだということにも気付いたと思う。

マネージャーたちも本当によく頑張ってくれた。彼女たちの働きがなければ、今シーズンここまでの戦いはできなかった。今日の試合後に選手たちがマネージャーにお礼を言っていたが、そんな形式的なものではなく、試合ではチームのために1インチもボールを進めることができないマネージャーたちがどんな思いでチームに尽くしてくれているのか、選手たちには改めて考えて欲しいと思った。

今シーズンのKayaksの躍進は、新たに加わった4人のコーチングスタッフの熱心な指導のお陰だ。昨シーズンまでと同じことしか私にはできなかったが、アシスタントコーチたちがチームを強くしてくれた。県外在住のコーチたちは、時間と交通費を掛けて指導してくれた訳で、その熱意には頭が下がる。

今日は本学チアリーディングチーム“デイジーズ”の皆さんが応援に駆けつけてくれた。熱い声援に応えることができず本当に申し訳ない。また、たくさんのOB/OG、ご家族のみなさん、Kayaksファンの皆さんが応援に駆けつけてくれた。本学学生課のE氏は、わざわざ本学ののぼりを持って応援に駆けつけてくれた。期待に応えることができず申し訳ないが、期待される中でフットボールができる喜びも感じている。ご声援いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

シーズンが終わってしまった。
2部リーグで3勝1敗の2位。「勝つ」というチーム目標を掲げて3月1日から練習を始め、4月以降1年生が加わり、夏に懸命に練習してこの成績となった。今日敗れたことは悔しくて仕方がないが、昨シーズンの全敗からは大きな成長。そのことは正しく評価してあげたいし、部員たちも自分自身を正しく評価すべきだろう。

あー、それにしても、何でちゃんと準備してあげられなかったのだろう…!
今日は、今日だけはどっぷりと落ち込みます……………

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    Author:k_sone
    東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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