全力を尽そう!

いよいよ明日はKayaksにとって今シーズン最後の試合、対秋田大学オーガーズ戦だ。前日の今日は、暖かな秋の日差しを浴びながら、プレーの最終確認を行なった。

キッキングゲームのメンバー確認、ディフェンスチームのフォーシングユニット(DLとLB)とコンテイニングユニット(LBとDB)、オフェンスのランおよびパスの全プレーを確認して、約1時間で練習を終えた。凡ミスもあったが、気の抜けたミスというより緊張し過ぎによるミスといった感じで、チーム状態は良い。選手一人一人が心身共に充実している、といった印象だ。

今シーズンの過去2試合、実は私は全く緊張も興奮もしなかった。昨年はリーグ戦を棄権したが、一昨年もそれ以前も、試合前は胃がキリキリ痛み、興奮して鼻の穴が膨らみ?!、まるでまだ現役選手かのように相手を押し潰してやろうと意気込み、尚且つ冷静でいられた。その緊張や興奮が今シーズンは全く無く、試合会場に着いてもキックオフ直前でも、全く平気でいられた。

平気でいられたのが何故かわからなかったし、良いのか悪いのかもわからなかった。ところが、今日の練習を終えて一人で着替えながら、徐々に自分が興奮し始めていることに気付いた。

明日が今シーズンの最終戦ということもあるだろうし、対戦相手が準加盟ながら2戦2勝している強敵秋田大学だということもあるだろう。しかしそれよりも、試合のための準備をし尽した充実感と自信が、何としても選手たちを勝利に導こうとする、監督としての責任と誇りを思い出させてくれたからだと強く感じている。

振り返ってみると、過去2試合の準備は十分とは言えなかった。入部して半年に満たない1年生が主力のKayaksにとって、それはある程度仕方ないことでもあったし、妥協しなければならないことはたくさんあった。しかし、2つの敗戦を経験し、Kayaksは大きく成長した。まだまだ勝利への道は遠く険しいが、諦めずに最後までやり抜こうという気持ちを、選手もマネージャーも強く心に抱くことができるようになった。

忙しいだろうに、仕事の合間を見付けては練習に参加して、熱心に指導してくれるOBがいる。遠くから、いつも応援してくれるOGがいる。怪我をしないかと心配しながらも声援を送ってくれる部員の親御さん、試合に敗れてもあたたかく励ましてくれるKayaksファンや大学関係者、その他たくさんの方々の理解と協力があって、私たちは明日も試合をすることができる。最後の最後まで、全力を尽そう!

対秋田大学戦

20071014173343秋晴れの穏やかな空の下、Kayaksにとって今シーズンの最終戦となる対秋田大学オーガーズ戦が行なわれた。(写真は、試合前に撮影した集合写真)

前の試合から約1ヶ月空き、準備するのに十分な時間があったし、2試合を経験して1年生たちもだいぶフットボール選手らしくなってきた。厳しい試合になることは予想できたが、それでも戦い抜く覚悟はできていた。特に今日の試合で私が部員たちに求めたのは、最後までやり切ること。試合途中で一喜一憂せず、最後まで諦めずにやり抜くことを求めた。

しかし、試合は7-75で第3クォーター終了時点でコールド負け。残念だが、試合を最後までやり抜くことができなかった。

オフェンスでタッチダウンを奪えたのは嬉しいが(秋大は今シーズン初失点)、前の試合同様、ランプレーの独走によるタッチダウン1つのみで、長くドライブしてタッチダウンするということはまだできていない。つまり、ボールコントロールが上手くできていないということ。結果、相手に得点する時間を多く与えてしまった。

プレーを1つ1つ見てみれば、型にハマッた時はゲームプランで予想したとおりの距離を稼げているので、私たちがやろうとしているフットボールに間違いは無いはず。あとは、パスが捕れるか、ブロックできるか、タックラーをかわせるか、…ということ。もっともっと繰り返し反復練習をして、プレーの完成度を高めていくしかあるまい。

ディフェンスは悪過ぎた!
ディフェンスプレーというのは、オフェンスに比べてより個人的戦いが重視される。1オン1で力負けしてしまった今日の試合では、為す術無し、に近い。
実は、秋大オフェンスに対して相当準備していて、細かなアジャストによって相手を遅らせるディフェンスには自信があった。ところが、実際には秋大ラインのパワーに押し切られてしまって、アジャストも全く役に立たなかった。あまりの腑甲斐なさに情けなくなってしまったが、これがアメリカンフットボール。最終的には1オン1の勝負に勝って、LOSを制したチームが勝利を得る。

キッキングゲームに関してはまずまず良かった。途中、バランスやタイミングを崩しかけたが、自分たちで修正できていた。スピード不足は否めないが、それはプレー全般について言えること。今後の課題だ。
自陣でのパントにおけるスナップミスは絶対に避けたいミスだったし、相手のフェアーキャッチに対するパーソナルファウルは倫理上もっと注意すべきだったと反省している。

7-75でコールド負けしたという事実は大変悔しい。しかし、今シーズンの初戦で味わったような惨めさは無い。自分たちの無力さをつくづく思い知ったが、憐れではない。来シーズンに向けて、やるべきことがハッキリした、ということだ。

試合後、数人の方から「Kayaksは良い経験をした。来年が楽しみ」という声を掛けていただいた。また、部員たちのご父母にも観戦いただいたし、OB/OGもたくさん観に来てくれていた。バタバタしてご挨拶もできず失礼いたしました。この場を借りて御礼申し上げます。そして、今後ともよろしくご声援くださいますようお願いいたします。

最後に。
4年生のコウヘイ、ケイ、ノブヒコ、ユウジ。お疲れさん。ナイスファイトだったぞ!

フォト 対秋田大学戦

わかりやすいルール解説で選手・スタッフ必読の『アメリカンフットブログ』のFOA東北さまから、10月14日(日)の対秋田大学オーガーズ戦の写真を提供いただきました。(同ブログトップの「フォト」から他の写真も見れます)

OLBの#23が写真の右端からフォースに向かっているが、DE#50、ILB#20が完全にシールされてしまっている。再三この地域を狙われ、ロングゲインを許した。

おそらく逆サイドへの同様のプレー。DE#43がシールされている。オフT付近へのプレーに対しては、もう少しペネトレートして欲しかった。

秋大の中央攻撃。DT#51、#75が2人ともバランスを崩されている。低く当たれているのは評価するが、ヘルを上げてもう一歩踏み込んで欲しい。

左へのオプションプレー。QB#80がHB#20を従えてオープンに出ようとしているところ。この写真で見る限り、プレーサイドでは良いブロックをしている。バックサイドは…このタイミングでは、もうダンブロ出て良かったかな?

QB#80のブーツレッグ。秋大#52、#71をHB#20が上手く引き付けている。秋大WLB#36をブロックすべき#75がアサイメントミスしているのが惜しい!

関連記事 アメリカンフットブログ 2007年10月10日(水)

年内の練習予定

20071016231028日曜日に今シーズンの公式戦を全て終え、昨日一日休んで、今日はミーティングを行なった。事実上の幹部交代を行ない、年内の練習予定を決めるためだ。

今年のKayaksには3年生がいないので、来年の幹部は2年生から選ぶことになる。今の4年生も同様で、上の学年がいないため、3年生の時から2年間クラブをまとめてきた。高校や中学より1年長いだけなのに、大学の4年生と3年生では年齢以上の差があるようで、去年は相当苦労したようだ。来年もそうなるのだろうか?

幹部の指名は、毎回しているように4年生の意見を聞いた上で私が決定した。主将以下6名の幹部は、新チームを強いKayaksへと成長させる能力と熱意を持った部員の代表者だ。誇りと責任を持って頑張っていって欲しい。
対外的には12月上旬の納会で幹部交代するので、幹部の詳細はそれ以降にKayaks公式ウェブサイトでご報告します。

年内は、11月3日(土)まではこれまでどおりグラウンド練習を続け、それ以降はウェイトトレーニングを予定している。

ウェブアルバム更新

9月2日(日)に行われた対山形大学トムキャッツ戦と、10月14日(日)に行われた対秋田大学オーガーズ戦の様子を、Picasaウェブアルバムで公開しました。右サイドメニューの k_sone の公開ギャラリーからご覧ください。
(写真提供:名キャメラマンMaO)

Google から無料でダウンロードできる Picasa は、パソコン内の画像や写真を自動的に検索し、ボタンひとつでウェブアルバムにアップロードできてとても便利。是非一度お試しください。

ホッとした

今日は午後から土樋キャンパスで会議があった。久しぶりの土樋キャンパスは、予想より学生がたくさんいた、かな?

会議は、年末~年度末の行事に関して、3キャンパスの担当者が集まってスケジュール等の調整を行う恒例のもの。今回は昨年度と特に大きな変更もなく、打ち合わせはスムーズに進行して予定どおりに終えることができた。

会議の前、キャンパス内を歩いていて、偶然、以前一緒に働いていた職員とバッタリ会った。年齢はウンと下だが、仕事がデキて私の方がいつもサポートしてもらっていた。部署が変わり、キャンパスも離れてしまうとなかなか会う機会も無い。挨拶を交わした程度だったが、旧友に会ったようで、何かホッとした。

勝率9割!闘将篠竹幹夫

勝率9割!闘将篠竹幹夫1989年5月に出版されたこの本は、日本大学創立100周年、フェニックス創部50周年、故篠竹監督就任30周年の節目に公開された映画『マイフェニックス』(出演:富田靖子、宍戸開、他)を制作した、東急エージェンシーのスポーツ・文化開発室が編集した。

サブタイトルに、「不死鳥日大フェニックス監督に学ぶ勝ち残れる企業戦略」、帯には「アメフトはビジネスに通じる」とあるが、中身は、故篠竹監督が語ったとされる言葉の引用と、フェニックスOBに取材したと言う思い出話ばかりで、単なる映画宣伝の娯楽本といった感は否めない。

私が大学の2年か3年の頃、フェニックスで60番を付けていた方がたまたま仙台におられて、何度か指導していただいたことがある。卒業後も、社会人クラブチーム仙台ブラックボルツで一緒にプレーさせていただいた。その方から、故篠竹監督の冗談のような本当の話(ホントのような冗談?)をたびたび聞かせてもらっていたし、その他にも、関東の大学でアメリカンフットボールをしていた方から、いろいろなエピソードを聞かせてもらって楽しんでいた。この本を読んでいて、その頃を思い出した。

大学4年の春にフェニックスと合同練習をさせていただいた時、間近に篠竹監督とお会いしたが、驚くようなエピソードもこの人ならあり得るかも…と思わせる、まさにカリスマだった。

「たった四年間じゃあないか、青春の四年間を何もかも忘れて、ひとつのことに打ちこめないようで、これからの人生どうするんだ」、と部員たちに怒号をあびせる。
そして負けた翌年は、監督自身が、さらなる闘志を燃やし、グランドに立ち、叫ぶ。
「闘志なき者は去れ! 死ぬ気のある者だけが、グランドに残れ!」

(『勝率9割!闘将篠竹幹夫』 p.185 1989)


関連記事 篠竹監督の思い出 2006年8月3日(木)

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k_sone

Author:k_sone
東北学院大学体育会アメリカンフットボール部Kayaks(カヤックス)の元監督。部員数が激減して廃部寸前にまで陥ったチームを立て直し、東北学生1部リーグに昇格させた。2011年5月、監督を辞任。

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